2月24日(水)晴れ |
今日は春を思わせる暖かい一日でした… |
恒例!?の美術館巡り。今日は国立新美術館のルノワールと東京国立博物館の長谷川等伯を堪能してきました。
さすがにルノワールは見ていて安心感があります。風景から人物画までしっかりとした技術と表現で見ている者を飽きさせません。
印象派でありながら意外と写実的な要素も織り交ぜ、幅の広さを感じさせるのはさすがです。
そして今日のお目当ては長谷川等伯。展覧会は昨日から始まり今日で2日目です。思いのほか空いていて、午後3時頃行きましたが待ち時間はありませんでした。
桃山文化の象徴、狩野永徳とその技術を競い、頂点を極めた能登の一絵仏師の生き様がまさにここにあります。
「三玄院住職春屋宗園に襖絵制作を常々懇請しながら許されなかった等伯が、ある日住職が留守であることを知って、客殿に駆け上がり、腕を振るって水墨を乱点し、一気に描きあげてしまったもの」
だと伝えられている京都圓徳院の『山水図襖』、花鳥画の国宝『松に秋草図屏風』、そして山水画の大傑作、『松林図屏風』にはまさに空気が描かれています。
その場でなければ感じることの出来ないはずの空気をも描き尽くす能力、才能というだけではあまりにも言葉が足りません。ただただ、呆然と眺めているのが精一杯でした。Canon IXY Digital
510ISにて撮影。
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帰り際、少々くらくらする頭に桜の花が映りました。Canon IXY Digital 510IS |
河津桜でしょうか。心温まる早春の夕暮れです。Canon IXY Digital 510IS |